赤ちゃんが産まれたら、教育費も貯めないと。
でも、いくらくらいかかるんだろう?
巷では、子どもが18歳(大学に入るまで)に400万は貯めておくべきとか、幼稚園から大学まですべて私立なら2000万円かかる、など教育費がいかにかかるかという話の多いこと。
住宅ローンもあって、そのうえ教育費も何百万と貯めろっていうの?
無理だよ~
なかなか景気が良くならないなか、不安でいっぱいな気持ちもあるでしょうけど、でも大丈夫!
児童手当は使わず貯めよう
赤ちゃんが生まれると(所得制限はありますが)15歳になるまで児童手当がもらえます。
2023年現在
0歳~3歳までは月¥15000
15歳までは月¥10000
(第3子以降は¥15000)
これをまるまる貯めると中学を卒業するころには¥1980000も貯まるんです。
これなら18歳までに400万を目標にした場合、
児童手当だけで半分くらい貯まるってことよね。
これならなんとかなるかも!
児童手当は2月、6月、10月に4か月分まとめて振り込まれます。
例えば小学生の子供二人だと1回に振り込まれる金額は二人分8万円。ちょっとまとまった金額なので、いろいろ使いたくなるかもしれません。でもぐっとこらえて貯金です。お子さん名義の通帳に貯めていくと、下ろしづらくなるのでお勧めです。
二人分の児童手当 うちの場合は
子どもが生まれた2004年当時、TVでは、とあるコメンテーターがこのように言っていました。
児童手当を15才まで貯めれば
90万になりますから、児童手当には手を付けず貯めましょう。
そうすれば大学の費用に充てられます。
第一子が産まれたときの児童手当は月¥5000だったので、1年で6万、15年で90万貯まるということですね。
そっか、児童手当を使わずに貯めるだけで90万になるんだね。
絶対に使わずに貯めるぞ。
定期的に入ってくるお金を使わずに、子供用の通帳に移し替えてひたすら貯める。ただそれだけです。
その後、児童手当は2011年の10月~2012年3月まではこども手当と名前を変え、中学生までは¥10000、3歳未満と第三子以降は¥15000となりました。
2012年4月からは再び児童手当となり、所得制限はありますが、大体の家庭で中学生までは¥10000、3歳未満と第三子以降は¥15000が支給されています。
まだ今後も改正をしつつ支給内容が変わっていくかもしれませんが、単純にまとまったお金がいただけるのはありがたいことですね。
うちの場合で言うと、15才まで貯め続けると一人90万貯まる計算でしたが、何度かの改定の恩恵を受け、最終的には二人で350万近くも貯められました。
下の表は2004年生まれの息子と2007年生まれの娘の15才までの児童手当の額です。
合算で振り込まれるのでトータルは二人分ですが、使わず貯めるだけでこれだけになるのは心強いです。
西暦 | 2004 | 2005 | 2006 | 2007 | 2008 | 2009 | 2010 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 |
長男 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | ||||
長女 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | ||||
2月 | 20000 | 20000 | 20000 | 50000 | 60000 | 60000 | 104000 | 80000 | 80000 | 80000 | 80000 | 80000 | 80000 | 80000 | 80000 | 80000 | 40000 | 40000 | 40000 | |
6月 | 20000 | 20000 | 30000 | 60000 | 60000 | 82000 | 104000 | 80000 | 80000 | 80000 | 80000 | 80000 | 80000 | 80000 | 80000 | 60000 | 40000 | 40000 | ||
10月 | 10000 | 20000 | 20000 | 25000 | 60000 | 60000 | 104000 | 104000 | 80000 | 80000 | 80000 | 80000 | 80000 | 80000 | 80000 | 80000 | 40000 | 40000 | 40000 | |
合計 | 10000 | 60000 | 60000 | 75000 | 170000 | 180000 | 246000 | 312000 | 240000 | 240000 | 240000 | 240000 | 240000 | 240000 | 240000 | 240000 | 180000 | 120000 | 120000 | 40000 |
支給額合計 | ¥3,493,000 |
横スクロールで右端に合計が出ています。
いただく御祝い金も貯めよう
出産祝い、七五三、入園祝い、入学祝い
日本は成長の節目節目にお祝いを送る習慣がありますよね。
基本的に子供がもらったお祝いは、子供のために使う、とルールづけておくほうが良いと思います。
いただいたお祝いで賄うのは、こんな感じでしょうか。
- 制服・体操服
- 学習机
- 文具などの学用品
- ランドセルや通学カバン
- 通学用の自転車など必要なもの
- いただいたお祝いのお返し(内祝)
親が学校に必要なものは全部用意する!という方は、いただいたお祝いの一部を子供に渡し、残りを貯金という方法が良いと思います。女の子だと自分で文房具を買いそろえるのも楽しいですしね。
うちでは、小学校卒業のときにUSJの年パスを購入する予定でした。3月だと小学生料金で年パスが購入でき、中1の3月まで子供料金の年パスを使えるのでオトクだったからです。コロナ禍で、その年は年パスが買えませんでしたが、年3回の入場で元が取れるのでお勧めです。
他に購入したのは学用品と自転車の購入。それ以外は貯金です。
中学までは公立であれば、それほどお金はかかりません。塾や習い事がある、活動がさかんな運動部に入った、という場合は別ですが、それでも15歳までが教育費を貯めるチャンスといえます。がんばって貯めましょう。
学資保険は必要?
子供が生まれたら学資保険に入らないといけない、と思っていました。
でも私たちが子供のころ(昭和の親、祖父母世代)より返戻率はよくなくて、今後も目減りするかもしれない。
ふつうに貯金してもいいのでは?
入院や事故に備えては共済(子供は¥1000/月)に入っているし、毎月貯金することで考えてみると、
毎月1万×12か月=1年間で12万 それを18才まで貯めると216万。
児童手当と合わせると目標の400万もそう遠い金額ではなくなる。
こう考えて学資保険には入らず、日々の貯金で教育費を貯めることになりました。
うちでは入りませんでしたが、学資保険に入るメリットもあります。
- 満期になるか途中解約しないかぎり手元にお金が入らないので、強制的に貯蓄できる
- 契約者(親)が死亡したり、高度障害状態になった場合、保険料の支払いが免除される
- 生命保険料控除が受けられるので節税になる
注意したいところは、大学入試に大きなお金が必要となることです。受験料のみならず、地方の大学を受ける場合の交通費、宿泊費、滑り止めの大学の入学金など、大学に入るまでに結構な金額を支払うことになります。
18才満期の保険料が支払われる前に、これらのお金を用意しておかなければいけません。
学資保険は途中解約をすると元本割れを起こして損をしてしまいます。
まとめ
児童手当は使わずに貯蓄
お祝い金も貯蓄
学資保険でも毎月の貯金でもよいが、貯蓄
貯めグセを付けることが大切ですね。