正社員になれない!不測の事態が起こったときは。

働くママ

第一子を出産後、パートから社員になって同じ職場で働く気でいた私。


そうなったら住宅ローン返済もなんとかなるさ、と楽観視していました。



ところが想定外のことが起こるのが人生というもの。

不測の事態が起こったときは


母方の実家は小さな会社を営んでいるのですが、母とともにそこで働いていた伯母が末期がんと判明します。

母

私ひとりじゃ仕事が大変なの。

手伝ってもらえないかしら。


若き日のsekirara
若き日のsekirara

どうしよう・・・。伯母も気になるし、母も助けたいけど、

仕事辞めなくちゃいけなくなるな・・・。



伯母の代わりに働くということは、パート先の仕事を辞めるということです。




赤ちゃん産んだら戻っておいでね、と皆さん優しく送り出してくれて、私自身も戻る気満々だったため、私物もいくつか置きっぱなしの状態。




保育園に入れなかったら、しばらく実家で母と伯母に子供を見ていてもらおうとすら考えていた甘い私。(母の実家兼会社なのでなんとかなると思っていた)




どうしようか悩みましたが、ここで協力しないわけにはいきません。2年ほど働いていた職場には、産後復帰して働くことが出来なくなったことを伝えにいき、伯母の代わりに家業を手伝うことになりました。



とはいえ会社の業績は芳しくなく、せいぜいパート程度の給料しかもらえない。結局夫の扶養に入ったままパートとして働くことになります。

病気になったときの住宅ローン返済を考える

住宅ローンを組んでから病気になった場合、ローン返済はどうなるのか。


今は三大疾病(がん・脳卒中・急性心筋梗塞)の特約付き団体信用生命保険に入っている方も多いと思います。(ローンの契約をした金融機関によって上乗せされる金利などは違います)




私がローンを組んだ時に入った団体信用生命保険は特約付きなどではなかったので、がんと診断されても住宅ローンは払い続けなければいけません。

また夫と私でのペアローンなので、仮に夫が事故で亡くなったとしても私の分のローンは残ります。逆もまたしかり。


伯母はバブル期に住宅を購入しているため7%近い住宅ローン金利を払っていたこともあり


2000年以降の低金利時代に結婚した私に


伯母
伯母

こんなに金利が安いのよ。いま家を買わなくてどうするの?

と、けしかけた人です。


伯母の家のローンは何年で組んだものか分かりませんが、病気発覚当初は購入から18年ほど払っていたと思います。



まだいくらかローンが残っていたようですが、末期がんがわかったときに真っ先にしたことが住宅ローンの全額繰り上げ返済でした。




この低金利の時代、安くローンを借りられるなら借りておいて、貯蓄は投資に回すというのが伯母の持論でしたが、がんと診断されてもローン返済はチャラにならないし、残された家族の負担を少しでも減らすため、と一人銀行へ向かい全額繰り上げ返済の手続きをしました。




ちなみに私の友人のお母さんも、ほぼ同時期に末期がんと宣告されたときに、残っていた住宅ローンの全額繰り上げ返済を行いました。




家計をあずかる母として、真っ先にしておかなければならない、と思ったのが住宅ローンの繰り上げ返済であったことは、いくら低金利になっているとはいえ、やはりローンというものは家計の負担であるのだ、ということではないかと考えるに至った出来事でした。


三大疾病つきの団信に入っている夫ががんと診断された場合は、住宅ローンはそれ以降免除になるのかもしれませんが、ローンを組んでいない妻ががんと診断されてもローンを払い続ける現実があるのです。



夫単独の住宅ローンであっても、病気になるのが妻の場合、家事育児の負担が夫にかかります。となると働き方を変えていかなければならなくなるかもしれません。また三大疾病つきの団体信用生命保険であっても、保険金支払いの対象外となるがんもあるそうです。一概にがんと診断されたから、ローンはチャラです、とはいかないようです。




こういった経験もあり、ますます早めにローンを払い終えてしまいたい、と思うようになるのですが、パートから正社員になるつもりが、家業を手伝うということになり不安も増します。




保育園に子供を預けられなかったら

正社員として働き、子どもを保育園に入れる予定でしたが、パートのままであり実家兼職場。


保育園の入園順位は恐らく下のほう。

保育園に入れない、という問題も出てきました。



無認可保育園を利用すると、パート代くらいの料金が月々かかってきます。そうなると何のために働くのかわからなくなります。


どうしても忙しい時は一時保育を利用し、普段は子連れ出勤をして、お昼寝の時間をうまく利用して働くしかありません。



母と二人で、子どもをあやしつつ仕事をすることになりました。

暮らしを小さくまとめておく

家を購入したときの目論見とは外れてきましたが、日々の支払いを滞らせることはできません。

できるだけ暮らしをコンパクトにしていきます。



二人の給料を合算して生活費を見ていましたが、



日々の生活は夫の給料を軸にする

私の給料は貯金や臨時出費用とする

夫の給料がいつもより少ない月は補填に充てる、などフレキシブルに使えるようにおいておくお金としました。

また先で働き方が変わるかもしれません。それでも軸になる生活費はあまり変えないようにしようと決めました。